島国の日本人にとって陸路での国境越えは一度経験してみたいですよね。
そんな中で日本人がもっとも国境越えに選ぶのが、タイから隣国への国境越えです。
タイといったら、ミャンマー・カンボジア・ラオスなど日本人に人気の国が隣接していますよね。
今回は、タイの中でも国境に近い都市であるチェンマイからラオスの古都ルアンパバーンへの移動手段についてご紹介したいと思います。
この記事では
- チェンマイからラオスに入国したい方
- タイからルアンパバーンに行く交通手段が知りたい方
- スローボートについて知りたい方
に向けて書かれています。
目次
チェンマイからルアンパバーンに行く交通手段
どんな交通手段があるのか
海外で国境越えを考える場合、交通手段はバスか飛行機か船に限られてくるかと思いますが、チェンマイからルアンパバーンに行くには以下との交通手段があります。
- バス
- 飛行機
- スローボート
の3つの交通手段があります。
3つ目のスローボートというのは聞きなれない移動手段なのではないでしょうか。
今回はこのスローボートの移動手段について解説していきたいと思います。
スローボートでルアンパバーンに行くのがおすすめ!
安さを求めるのであればバス、時間を短縮したいのなら飛行機の手段を取るのが一番かと思いますが、タイからラオスのルアンパバーンに行くにはスローボートという交通手段もあります。
スローボートというのは、ラオスの国境付近にあるフアイサーイという町からメコン川をボートで移動してルアンパバーンに行くという交通手段です。
このスローボートは欧米人に人気のある移動手段で、多くの欧米人が利用しています。
実際にスローボートを体験しましたが、1泊2日で300キロの道のりを移動するので、欧米人とも喋る機会があったり、ラオス人の生活風景もボートから垣間見ることができるのでとてもおすすめです。
逆にバスで行く場合は、チェンマイから22時間以上かかり、なおかつガタガタ道を走って行くのでとても大変だと思われます。
スローボートの値段は時期にもよると思いますが、私が利用した時は日本円で3000円ぐらいでした。
スローボートのチケット取り方
まず、スローボートに乗るためにはチケットが必要なのですが、私の場合は午前10時ごろラオスに入国した際、スローボート行きのバスが出ていて、そこでチケットも予約できました。
相場の部分が心配なところでしたが、スローボート乗り場までのバスとチケット込みでだいたい3500円ぐらいでした。
ボートのチケットがだいたい3000円ぐらいと言われているので、バス込みであれば許容範囲なのではないでしょうか。
この方法でチケットを予約する場合は、午前10時までにラオスに入国しましょう。
そのため、前日にタイの国境付近の町チェンコーンで前泊するか、チェンマイから北にある町チェンライのバスターミナル1からチェンコーン行きのバスが出ているので、朝6時発のバスに乗りましょう。
そのバスに乗ると、国境付近で下ろされ、国境行きのトゥクトゥクが出待ちしてます。
ちなみに現地人や欧米人は「ラオス」とは発音せずに「ラオ」と発音します。知らないと、最初何を言っているのかわからないので覚えておきましょう!
また、ラオスに入国してからの場合は、フアイサーイのスローボート乗り場付近にチケットオフィスがありますのでそこに向かってみましょう。
おすすめの時期は?
ラオスには2つに時季があり、雨季(6~10月)、乾季(11~2月)となっています。
今回は雨季の時期に行くことをおすすめしたいと思います。
なぜかというと、乾季のスローボートはとても人気で、1つの船に100人も乗ると言われていて、船内はとても窮屈になると思います。座席は車の座席をそのままとってつけたような感じで、座り心地がいいかと言われたらそんな感じではありません。
逆に雨季に行く場合ですが、私は8月末に訪れて船内は約30名ほどしかいませんでした。そのぐらいの人数だと、空いている席がちらほらとありゆったりと座れます。
1泊2日の旅になるので、極力快適に行きたい方は雨季に行くことをおすすめします。
スローボートの雰囲気
肝心のスローボートの雰囲気ですが、私が行った時は欧米人とラオスの人たちが3:2ぐらいの割合で乗船していました。日本人にはまだまだ知られていないようですね。
川沿いにはラオス人の集落が点在していて、日中になると子供達が川で遊んでいたり、こちらの船に気がつくと手を振ってくれたりなど心温まるような光景が観れたりしました。
ただ、ラオス人は平気でポイ捨てをするため、川にはプラスチックゴミなどのいろんなゴミが浮いていました。そんな環境問題にも短かに触れる機会にもなりました。
そして同乗した欧米人ですが、基本的にパリピの人が多いですね(笑)
和やかな雰囲気が流れています。
スローボートに乗る前に準備しておきたいこと
金銭面について
これは体験談なのですが、ラオスに入国して国境でキャッシングをしようとした時、ATMからエラーが表示されてお金が下ろせませんでした。
理由はわかりませんが、実際に使用したカードはJCBのデビットカードです。
VISAのクレジットカードではしっかり下ろせたのですが、中には使えないカードもあるようです。
ルアンパバーンについてから他のATMでも試しましたが、ほとんどのATMがキャッシングできませんでした。唯一キャッシングできたのがJDBという会社のATMだけです。
このように、ラオスに入国してキャッシングできないということが結構あるようなので、タイで多めにキャッシングしてから入国するようにしましょう。
また、ラオスはタイやベトナムなどの近隣の国よりも若干物価が高いです。
多めにお金を持っていて損はないと思います。
食事について
船に乗っているときに懸念したいのが昼食です。
船に乗っていても食事が出されるわけではありません。乗る前にあらかじめご飯を持ち込んでから乗船しましょう。
サンドウィッチなどを乗る前に買っておくといいです。
一応、船の後ろの方にちょっとした売店などもありますので、そこも利用してみるといいですね。
ルアンパバーンへスローボートで行く方法まとめ
今回の記事では、
- チェンマイからルアンパバーンに行く方法
- スローボートのチケットの取り方
- おすすめの時期
- スローボートの雰囲気
についてまとめました。
ルアンパバーンは日本人にも人気のある町ですが、バックパッカーや他国から行こうとしている人となるとどうしても道が険しいです。
ですが、スローボートならば快適な船の旅を満喫できます。
ぜひ、タイからラオスに入国してルアンパバーンに向かう際はぜひスローボートを利用してみてください!